聖句配信 毎日「神」聞 (12月)
※は森嶋牧師のコメントです
★今週のテーマ 「出会いの星」
12月31日(月) マタイによる福音書2章2節
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」
空を見上げると何もないようで、何かを見つけます。小さな自分とそれを見守る大きな存在です。この一年を感謝します。
1月1日(火) ローマの信徒への手紙12章2節
心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。
新年おめでとうございます。イノシシ年です。今年は自分をイノベーション(変革)する一年にしたいです。
1月2日(水) マタイによる福音書6章6節
だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。
日本人は動作を「○○る」と表現しますね。「イノる」(イノシシのように、突き進む)のではなく、まず、静かに「祈る」人になりたいです。
1月3日(木) マタイによる福音書7章13節
「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。 」
御猪口(おちょこ)とは体のわりに口が小さいイノシシの姿から付けられた名称だそうです。小さな口も、大きな体につながっています。小さなことの積み重ねです。
1月4日(金)詩編136編9節
夜をつかさどる月と星を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
暗闇の夜にも小さな光があります。悲しみの中にも、慰めがあるはずです。太陽のような励ましもいいが、月明かりのような気遣いもいいのかもしれない。
1月5日(土) コリントの信徒への手紙一15章41節
太陽の輝き、月の輝き、星の輝きがあって、それぞれ違いますし、星と星との間の輝きにも違いがあります。
そうです、そうなんです。私たちにはそれぞれの輝きがあるのです。星の数ほど、命の数ほど違うから、面白いのです。
★今週のテーマ 「マリアの決意」
12月24日(月) ヨハネによる福音書3章16節
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
イエス・キリストがプレゼントです。見えなくても、神さまが共におられるのです。
12月25日(火) ルカによる福音書1章28節
天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
クリスマスの力はすごい。どれほど辛いことがあっても、おめでとうと言う言葉を語れるからです。
12月26日(水) ルカによる福音書2章11節
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。
笑顔を与えてくれる幼子イエス。私たちの中に眠る元気を呼び覚ます笑顔です。
12月27日(木) マタイによる福音書1章23節
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。
あなたは一人ではない。かすかに聞こえる神の声に励まされます。
12月28日(金)マタイによる福音書2章11節
幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
私たちの小さなささげものを神様は喜んでくださいます。みんなのために、神様のために何かできることを。
12月29日(土) ルカによる福音書1章38節
マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。
母マリアの決意とは子どもを産むということだけでなく、産んで良かったと語り続ける決意です。私たちの命は産んで良かったという決意の上にあるのです。
★今週のテーマ 「あなたは喜ばれる命」
※12月16日は第3アドベントでした。「喜び」のロウソクに火が灯りました。
12月17日(月) 詩編19編9節
主の命令はまっすぐで、心に喜びを与え 主の戒めは清らかで、目に光を与える。
神さまの言葉にまっすぐに心に届きます。悩みをとりさり、希望の光をくださいます。
12月18日(火) イザヤ書49章13節
天よ、喜び歌え、地よ、喜び躍れ。山々よ、歓声をあげよ。主は御自分の民を慰め その貧しい人々を憐れんでくださった。
空の雲が、大地の鼓動が、木々の香りが私たちを慰めます。私たちは神に包まれて生きています。
12月19日(水) コヘレトの言葉5章19節
彼はその人生の日々をあまり思い返すこともない。神がその心に喜びを与えられるのだから。
「今が一番幸せです」そう語ることで、私たちは神の恵みをたたえるのです。
12月20日(木) ルカによる福音書1章14節
その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。
一人ひとりの命は待ち焦がれて、喜びの中で生れたのです。たとえ、人が望まなくとも、神が望まれたからこそ、生まれたのです。
12月21日(金)マタイによる福音書2章10節
学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
どれほどの学者も命を産み出すことが出来ません。だからこそ、喜びがあるのです。
12月22日(土) ヨハネによる福音書16章20節
あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。
悲しみは一つの価値観が崩れた姿であり、喜びとは、そこに新しい価値が生まれたことを意味するのです。
★今週のテーマ 「約束された世界へ」
※12月9日は第2アドベントでした。
12月10日(月) イザヤ書55章1節
渇きを覚えている者は皆、水のところに来るがよい。銀を持たない者も来るがよい。穀物を求めて、食べよ。
満たされない思いがあります。人に求めて得られないものを、神様は与えてくださる。
12月11日(火) ルツ記1章6節
ナオミは、モアブの野を去って国に帰ることにし、嫁たちも従った。主がその民を顧み、食べ物をお与えになったということを彼女はモアブの野で聞いたのである。
冬は静かです。この静寂を楽しみ、神の言葉を聞き、神の下へ帰るのです。
12月12日(水) ミカ書5章1節
エフラタのベツレヘムよ お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために イスラエルを治める者が出る。
いと小さき者から大きな力が生まれます。小さな痛みを知る人は、大きな団結を産み出します。
12月13日(木) イザヤ書7章14節
それゆえ、わたしの主が御自ら あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。
どの命も神さまの下から来ることを、与えられて、備えられていることを信じています。
12月14日(金)イザヤ書9章5節
ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
希望を持っているかどうか、幼子のようにその胸に抱いているかを、このアドベントに問い直しています。
12月15日(土) イザヤ書11章1~2節
エッサイの株からひとつの芽が萌えいで その根からひとつの若枝が育ち その上に主の霊がとどまる。知恵と識別の霊 思慮と勇気の霊 主を知り、畏れ敬う霊。
クリスマスの奇跡は時代を超えた願いです。世界をつなぐ願いなのです。
★今週のテーマ 「張りつめた糸をゆるめて」
※12月2日よりアドベント期間に入りました。
12月3日(月) イザヤ書9章1節
闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。
第一のろうそくに火が灯りました。希望のろうそくです。苦しみの先に本当の希望が待っています。
12月4日(火) ヨブ記14章7節
木には希望がある、というように 木は切られても、また新芽を吹き 若枝の絶えることはない。
踏まれても、切られても、絶たれても、何度でも新しい芽が出ます。生きる希望とは、その強さなのです。
12月5日(水) ミカ書7章8節
たとえ倒れても、わたしは起き上がる。たとえ闇の中に座っていても 主こそわが光。
広岡朝子さんのペンネームは「九転十起生」だったそうです。転んだことよりも、起きることを考えればいいんです。
12月6日(木) ルカによる福音書21章28節
あなたがたの解放の時が近いからだ。
私たちは色々なモノやヒトに縛られています。その張りつめた関係をゆるめるのは、祈りです。祈りによって自分を知るからです。
12月7日(金)ルカによる福音書21章31節
あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。
2000年以上も前にキリストがこの世に来られたのと同じく、私たちの人生の終わりにもキリストが迎えにきます。これが希望です。
12月8日(土) ヨハネによる福音書8章32節
あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。
悩みごとの9割は起こらない。だから、残った1割だけ祈ればいい。