聖句配信  毎日「神」聞 (3月)                                                                                                                                                                                        
                        ※は森嶋牧師のコメントです              


★ 今週のテーマ 「十字架上の言葉」 受難週に入りました。十字架への道を辿りましょう。


     ★  3月30日(土) ルカによる福音書23:46

                イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」こう言って息を引き取られた。

                    ※肉体は腐敗して地に帰る。しかし、信じる心は、鳩のように天へと舞い上がる。


     ★  3月29日(金) マルコによる福音書15:34

                三時にイエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしを

                お見捨てになったのですか」という意味である。

                     ※詩編から引用されたこの言葉には続きがある。「あなたに依り頼んで、裏切られたことはない。」


     ★  3月28日(木) ヨハネによる福音書19:30

                イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。

                ※全て計画通りに生きた人はいないでしょう。遣り残したことを任せる、その思いが言葉に含まれています。


     ★  3月27日(水) ヨハネによる福音書19:28

                この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。

                こうして、聖書の言葉が実現した。

                    ※受けるためではなく、与えるために生きたイエスさまにとって、渇くとは人生の完成なのです。

                                
     ★  3月26日(火) ルカによる福音書23:43

                「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」

                    ※十字架の上で痛みに耐えながら、なお、希望は消えないのです。希望はあなたと一緒にいるのです。

     ★  3月25日(月) ルカによる福音書23:34

                「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」

                    ※敵を愛し、敵のために祈れ。みんな神の子なのだ。イエスさまの思いがあります。


★ 今週のテーマ 「人は捨て、神は拾う」

     ★  3月23日(土) コリントの信徒への手紙T6:20

                あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい

                    ※拾った命なら、留まっている時間も惜しい。なすべきことも、その力も与えられて果たすのみ。     

     ★  3月22日(金) ローマの信徒への手紙12:3

                自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて

                慎み深く評価すべきです。

                    ※過小評価することもなりません。私たちが生きているのは、キリストの代わりだからです。

     ★  3月21日(木) テモテへの手紙U4章6節

                わたし自身は、既にいけにえとして献げられています。世を去る時が近づきました。

                    ※何かのせいで世を去るのではなく、何かのために世を去るのです。

    ★  3月20日(水) 詩編49:8

                神に対して、人は兄弟をも贖いえない。神に身代金を払うことはできない。

                    ※命が尊くて身代金が払えないのか、それとも、罪ゆえに命に価値がないのか。

                      贖う(あがなう)とは、身代りになることを意味する。

     ★  3月19日(火) イザヤ書43:4

                わたしの目にあなたは価高く、貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え

                国々をあなたの魂の代わりとする。

                    ※わたしに拾われる価値がなくとも、信仰は人に付加価値を与える。愛という付加価値を。

     ★  3月18日(月) コヘレトの言葉7:15

                この空しい人生の日々に わたしはすべてを見極めた。善人がその善のゆえに滅びることもあり

                悪人がその悪のゆえに長らえることもある。

                    ※私があなたを正しく評価することも、あなたが私を的確に量ることも、できない。


★ 今週のテーマ 「明星を秘めて」    

     ★  3月16日(土) ペトロの手紙U1:19

                夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、

                どうかこの預言の言葉に留意していてください。

                    ※私には輝く部分がない。だから、小さな光、聖書の言葉を内に秘め、キリストを心に招きたい。

     ★  3月15日(金) マタイによる福音書5:45

                父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも

                雨を降らせてくださるからである。

                    ※良い人の前でも、悪い人の前でも輝ける、そんな強さを、神さま、与えてください。               

     ★  3月14日(木) コリントの手紙T15:41

                太陽の輝き、月の輝き、星の輝きがあって、それぞれ違いますし、

                星と星との間の輝きにも違いがあります。

                    ※星が月をうらやましく思わないし、月は太陽をうらやましく思わない。一人ひとり輝く時があるから。

     ★  3月13日(水) ダニエル書12:3

                目覚めた人々は大空の光のように輝き 多くの者の救いとなった人々は とこしえに星と輝く。

                    ※笑顔が笑顔をつくるように、あなたが輝くときに、その周りも喜び輝く。それが福音の力。               

     ★  3月12日(火) 詩編119:135

                御顔の光をあなたの僕の上に輝かせてください。あなたの掟を教えてください。

                    ※誰の目にも留まらない小さな私。地球の、日本の、この地にいる私に神さまは目を注いでいます。

     ★  3月11日(月) ヨブ記37:21

                今、光は見えないが それは雲のかなたで輝いている。

                    ※疑いが雲のように私たちの中に広がります。でも、神さまは信じる希望を残しておられます。


★ 今週のテーマ 「なぜ、苦しむのですか」

     ★  3月 9日(土) コロサイの信徒への手紙1:24

                今やわたしは、あなたがたのために苦しむことを喜びとし、キリストの体である教会のために、

                キリストの苦しみの欠けたところを身をもって満たしています。

                    ※イエスさまの命一つでは受けられなかった病、悩み、苦痛を、祈りによって十字架へと結びつける。

                   そうして、救いの力は増すのです。

     ★  3月 8日(金) ローマの信徒への手紙8:22

                被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、

                わたしたちは知っています。

                    ※この苦しみが、産みの苦しみならば、何か良いものが現れるためならば、耐える力を与えてください。


     ★  3月 7日(木) ルカによる福音書22:15

                イエスは言われた。「苦しみを受ける前に、あなたがたと共にこの過越の食事をしたいと、

                わたしは切に願っていた。」

                    ※苦しみを前に食べたい物はない。『あなた方と共に』この苦しみを分かち合うこと、それが力になる。

     ★  3月 6日(水) 哀歌3:33

                人の子らを苦しめ悩ますことがあっても それが御心なのではない。

                    ※御心ではない。そう信じたい。神さまの思いさえ知れば、今の痛みも和らぐのだろうか。    

     ★  3月 5日(火) イザヤ書53:10

                病に苦しむこの人を打ち砕こうと主は望まれ 彼は自らを償いの献げ物とした。

                    ※この人も、なぜ、苦しむのかを神に尋ねただろう。その苦しみを、そのまま神に捧げたのだろう。          

     ★  3月 4日(月) コヘレトの言葉8:9

                わたしはこのようなことを見極め、太陽の下に起こるすべてのことを、熱心に考えた。

                今は、人間が人間を支配して苦しみをもたらすような時だ。

                    ※人が人を思うほど、人を苦しめることもある。この肉体一つすら、支配できないのだから。