聖句配信  毎日「神」聞 (10月) 

                  

 ◎1日ずつ下から上へ向かって並べています。     ※は森嶋牧師のコメントです。      


今週のテーマ 「八重の桜が咲く時まで」


      ★11月 2日(土) テトスへの手紙 3章5節

                この救いは、聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです。

                    ※世界を新しくするものは、銃でも、刀でもなく、涙と汗による心の洗い直しによって実現する。

      ★11月 1日(金) ヨハネによる福音書 2章19節

                「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」

                    ※建て直す奇跡ではなく、建て直す意味とやり遂げる力を聖書は与えるということだろう。


      ★10月31日(木) マタイによる福音書 21章42節

                『家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった。これは、主がなさったことで、

                わたしたちに目には不思議に見える。』

                    ※私たちが見落としてきたものを、拾い上げ、目を向けるように神さまは考えているのだろうか。

    

      ★10月30日(水) イザヤ書49章8節

                わたしは恵みの時にあなたに答え 救いの日にあなたを助けた。わたしはあなたを形づくり、

                あなたを立てて 民の契約とし、国を再興して 荒廃した嗣業の地を継がせる。

                    ※絶望の中に希望があると言います。荒れ果てた地に新しい国を夢見る力も与えられるのです。

      ★10月29日(火) 詩編 51編14節

                御救いの喜びを再びわたしに味わわせ 自由の霊によって支えてください。

                    ※ならぬものはならぬ時代から変わりつつある。自由とは、天のように垣根のない様子をいいます。


      ★10月28日(月) 申命記 30章3節

                あなたの神、主はあなたの運命を回復し、あなたを憐み、

                あなたの神、主が追い散らされたすべての民の中から再び集めてくださる。

                    ※故郷を失った。故郷とは、土地でもあり、人でもあり、それを結び合わせた大きな意志の結集なのだ。


今週のテーマ 「元気を分けて」

      ★10月26日(土) コリントの信徒への手紙U 2章7節

                あなたがたは、その人が悲しみに打ちのめされてしまわないように、赦して、力づけるべきです。

                    ※元気がないと「頑張れ」と言いたくなる。でも、「それでいい」という赦しに人は救われる。


      ★10月25日(金) ルカによる福音書 22章32節

                わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、

                兄弟たちを力づけてやりなさい。

                    ※祝福とは、幸いを分け与えることであり、辛いを担い合うことである。


      ★10月24日(木) マルコによる福音書 5章34節

                「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」

                    ※疑いは心の病であり、際限なく広がる。安心とは、疑いから解放されることなのかも。


     ★10月23日(水) 詩編23編4節

                死の陰の谷を行くときも わたしは災いを恐れない。

                あなたがわたしと共にいてくださる。

                あなたの鞭、あなたの杖 それがわたしを力づける。

                    ※鞭よりも飴が欲しいけれど、痛みの意味を知ればそれが力の源になる。


      ★10月22日(火) 歴代誌下 16章9節

                主は世界中至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる。

                    ※心が一つになれば、そこから元気がわく。心がバラバラであれば、いつも疲れる。


     ★10月21日(月) 出エジプト記 23章12節

                あなたは六日の間、あなたの仕事を行い、七日目には、仕事をやめねばならない。

                …元気を回復するためである。

                    ※休みの日にも仕事に行く。先週の疲れを次週に残さないために、礼拝は与えられている。

                     



今週のテーマ 「人間の生比べ」

      ★10月19日(土) コリントの信徒への手紙U 8章15節

                「多く集めた者も、余ることはなく、わずかしか集めなかった者も、不足することはなかった」

                    ※朝、目覚めて「生きている」。赦されているから今日も生きている。これ以上に何を望むのだろう。

      ★10月18日(金) ルカによる福音書 17章10節

                「自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことを

                しただけです』と言いなさい。」

                    ※出来たことを喜ぶ。出来ないことは任せる。その線引きが分かるまで時間がかかる。


      ★10月17日(木) ローマの信徒への手紙〉8章18節

                現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、

                取るに足りないとわたしは思います。

                    ※誰かと比べることでは先は見えない。過去と現在を比べる人は、未来を手に入れる。


      ★10月16日(水) 詩編89編7節

                雲の上で、誰が主に並びえましょう 神々の子らの中で誰が主に比べられましょう。

                    ※比べうるものがない神さまに造られたからこそ、私たちも互いに比べる必要がないのです。


     ★10月15日(火) 哀歌 4章2節

                金にも比べられた人々が なにゆえ、土の器とみなされ 陶工の手になるものとみなされるのか。

                    ※人の評価はいつも変わるが、神さまの目にはどの命も尊いはず。


      ★10月14日(月) エレミヤ書 23章28節

                もみ殻と穀物が比べものになろうかと主は言われる。

                    ※「外見より内面」というタテマエと、「内面より外見」というホンネ。



★今週のテーマ 「笑悲税」


      ★10月12日(土) ローマの信徒への手紙 12章17節

                だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい。

                    ※悪に対して善を返す人は、天において笑悲税を納める。それを見た神さまも笑うだろうから。

      ★10月11日(金) ルカによる福音書 19章9節

                イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。」

                    ※税金で悲しむ人が笑うようになるなら、増税が憎税になることもないだろう。

                    ※アブラハムとは聖書で言う人類の祖。


      ★10月10日(木) マタイによる福音書 22章21節

                皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。

                    ※納税は義務。神さまに返すことに義務はないが、悔いは残る。

      ★10月 9日(水) 詩編126編6節

                種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は 

                束ねた穂を背負い

                喜びの歌をうたいながら帰ってくる。

                    ※社会とは背負い合う姿であって、その重荷に従って成長するよう神に定められている。


      ★10月 8日(火) エゼキエル書 7章12節

                時が来る。その日が到来する。買う者も喜ぶな、売る者も悲しむな。

                    ※買う者も売る者もなく、ただ、神から受け、神に返すことを知る時。


      ★10月 7日(月) 箴言14章13節

                笑っていても心の痛むことがあり 喜びが悲しみに終わることもある。

                    ※誰かの喜ぶことが、誰かの悲しむことにもなる。それは硬貨の裏と表のようだ。



★今週のテーマ 「権威はどこから」

      ★10月 5日(土) コリントの信徒への手紙U 13章10節

                壊すためではなく造り上げるために主がお与えくださった権威によって。

                    ※人間が持つのは生きる権利ではなく、権威である。神さまの意志が命に込められている。

      ★10月 4日(金) ルカによる福音書 5章24節

                人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。

                     ※裁くだけが権威ではなく、赦し、癒し、立ち上がらせることも権威の一つ。

      ★10月 3日(木) マタイによる福音書 8章9節

                わたしも権威の下にある者です

                    ※権威の「上」にあるのか、「下」にあるのか。権威という刀には、謙遜という鞘がいる。


      ★10月 2日(水) イザヤ書 9章6節

                ダビデの王座とその王国に権威は増し 平和は絶えることがない。

                    ※権威とは強制力ではなく、共生力なのであり、いつも平和が伴うはずである。


      ★10月 1日(火) 詩編 68編36節

                イスラエルの神は御自分の民に力と権威を賜る。

                    ※権威を与えるのは神であり、いつか、それを返す気持ちがなければ、権威に居座ることになる。


      ★ 9月30日(月) エレミヤ書 1章10節

                「見よ、今日、あなたに 諸国民、諸王国に対する権威をゆだねる。

                 抜き、壊し、滅ぼし、破壊し あるいは建て、植えるために。」

                    ※壊すのも、造るのも権威。それを振るう人間の良心にかかっている。