2018年度 宣教・牧会の方針

2018年度教会標語   「神の家を想う  -新しい地へ-」

【聖句】  「恵みの業をもたらす種を蒔け 愛の実りを刈り入れよ。新しい土地を耕せ。主を求める時が来た。ついに主が訪れて 恵みの雨を注いでくださるように。」

(ホセア書10章12節)


2017年度を振り返って

 「神の家を想うー思いを形にー」と言う標語を胸にして、この一年間を主イエスの導きによって、湖山教会に連なる皆さんと共に歩んで来ました。同時に、ひかりこども園の園児たちに聖書の正しさ、やさしさを語り、先生方や職員の方々とも聖書朗読を続けてきました。
 「思いを形に」と言う言葉に込めたものは、私たちが願っている会堂について、私たちが一致して具体的な会堂像を描き、会堂建築を進めていくことでした。この標語の通り、68周年創立記念の日には全体協議会の中でアンケートの報告を受け、それぞれの思いがおおむね出尽くしたことを知り、その思いをまとめる中で駐車場へ移設することを参加者の中で共有しました。また、長く待ち続けていたサフランの家敷地の売却も完了し、財政的な問題にも光が見えてきました。
 会堂建築のことばかりでなく、特別伝道集会では樋野興夫先生を招いて、がんと共に生きる人々へ聖書の福音を伝える機会をつくることが出来ました。
 ひかりこども園では園児たちと礼拝を続けながら、先生方と共に聖書を学んできました。理事長、園長を始め、職員の皆様と協力し、今年も、立派に育った54名の卒園児が与えられました。残念なことに、職場を離れる先生を見送ることもありましたが、主に在ってそれぞれの上に祝福を祈りました。
 しかし、良い事ばかりではなく、今年も、2名の愛する兄弟姉妹を天に送り、深く悲しみました。天から私たちを見守り、励まして下さっていると信じながら、その方々の分まで会堂建築に尽力したいと思いました。

 一つ一つの行事を丁寧に、心を込めて奉仕下さる一人一人の上に神さまが働いてくださり、これら一つ一つが積み上げられて、神さまによって祝福された一年でした。
 
2018年度へ向けて
 
「神の家を想う-新しい地へ-」と掲げました。神の家を想うという長い作業が続いています。 早くこの事業にとりかかりたいという焦りを抑えながら、新しい地、駐車場への移設に向かってしっかりとした土台を踏み固めて行きたいと思います。
 2017年度の全体協議会にも写真で皆様にお伝えしましたが、玄関の扉に始まり、台所の天井、階段の踊り場など建物の傷みが激しく現れてきています。それに応じて修理に係る費用もここ数年増えてきました。40年以上も前にこの会堂を与えられ、幾度となく起こった地震を乗り越えて来たことは感謝しかありません。この会堂に感謝しつつ、新しい地へ向かって私たちも準備する期間が与えられていると思います。
 新しい地へ向かう上で全体協議会では、現状の計画では不十分であって更なる会堂のスリム化と合わせて牧師館の併設について検討の必要性が挙げられました。この2点が今年の会堂建築のポイントになって来ると思われます。
 また、日々の教会活動においても奉仕者が減る一方で、その負担について検討を続けています。礼拝司会についても協力を得ながら、変えられるところはみんなで背負える形にしていくつもりです。
 新しい地へ向かうには様々な重荷を外しながら、本当に必要なものを見極めなければなりません。新しい地にふさわしい新しい私たちの在り方について対話を進めながら、それを神様に祈り願いましょう。
 また、下記にある教会の本質についても忘れず、失わずに皆さんと一緒に進んで行きたいと思います。

 湖山教会らしくあるとは次のことです。
   ①小さな集いを大切にする教会
   ②子どもたちを大切にする教会
   ③主の食卓に一人ひとりを招く教会
 この三つにまとめられます。
 「二人、三人」の集いから始まった教会であり、神に仕えるように小さな存在、特に子どもたちに仕えてきた教会であり、主の食卓に与かる喜びを伝える教会として、創立当初からの信仰に立って歩みたいと思います。